死んだらどこへいくのですか
釈尊(しゃくそん)は、死後の世界を説いたことがありません。
死んだらどこへいくのかということに悩むよりも、今、どう生きるかを追求しろ、ということに力点をおきました。

しかし、インドにおいては輪廻転生(りんねてんしょう)の考え方が定着しており、生前になした行為の善悪に応じて、六つの死後の世界(六道)のどこかに生まれ変わると信じていました。

仏教がインドから他の地域に定着していくにしたがい、輪廻転生は仏教の思想として定着しました。
大乗仏教の時代になると阿弥陀信仰(あみだしんこう)が発達し、死後、西方極楽浄土に往生すると信じられるようにないました。

しかし、死後、どの世界に行くかは、科学的に証明できることではありません。私たち一人一人の受け止めかたによるものでしょう。
仏教についての疑問( 2)

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