「清めの塩」をふりかけるのはなぜですか
日本の伝統では、「死」は穢(けが)れでした。この穢れを嫌う発想は、大変根強く、平安時代には、猫の死骸が通り道にあっただけで、貴族は宮中に行くのを遠慮するほどでした。

ですから身内に死者がでると、家族の者は一定期間穢れると考えられました。
死にまつわる穢れを落とし、不幸が続きませんようにという意味で、禊(みそぎ)をします。

禊には水を用いますが、海水のほうが、より効果があると考えられていました。そこから清めに塩を使うようになったと考えられています。
仏教についての疑問( 7)

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