除夜の鐘はなぜ百八回打つのですか
古代インドでは、百八という数字は、数が多いことを表すと同時に、特別の意味を持っていると考えられていました。

数珠(じゅず)の玉が百八個あることがその例です。そうしたことから、仏教でも、人間に百八の煩悩があるといわれるようになりました。
総計して百八になるように、煩悩をいろいろに分類する説です。

除夜の鐘を百八回打つのは、この百八の煩悩の一つ一つを突き砕き、新鮮な気持ちで新年を迎える祈りの行為なのです。
仏教についての疑問(14)

音声ガイドをご利用の場合は、Microsoft Windows Media Playerが必要となります。
ダウンロードはこちらから。
Get Windows Media Player