曼陀羅とはなんですか
曼陀羅とは、「本質を得る」という意味の語 mandala の音写語であり、これが悟りを得る場所の意味に転化し、道場の意味を持ち、そこから、仏たちの集合像を描いたものを意味するようになりました。

密教では、大日如来(だいにちにょらい)を中心において、その周囲に、諸仏・諸菩薩・明王(みょうおう)や外護神(げごしん)である阿修羅(あしゅら)や龍神(りゅうじん)などを配して、一大パンテオンを図示しました。

曼陀羅が発展する背景には、仏やその浄土、ということは宇宙全体を観想する修行法があります。この目的のために曼陀羅が使用されています。

初期の頃は、曼陀羅は砂や土で作られましたが、次第に紙や布に描くようになり、密教芸術として発展・伝承されてきました。
仏教についての疑問(19)

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