「悟り」とはどういうことですか |
私たちは無常、無我、縁起、空などと表現されている宇宙の大きな真実のはたらきのなかに包まれています。 <どんなものも無常でないものはない> その真実に包まれていることに気づき、こころが開け、頷かれたとき、それが悟りだといっていいでしょう。 たとえば私がほんとうに無常のなかにいることがわかったなら、病気も老も死も挫折もすべて、宇宙のおのずからの動きであることが受け入れられ、心が穏やかに、素直になれます。 だからこそ、真実にしたがいつつ前向きに努力して生きていけます。 悟りとは真実へのうなずき、目覚めの体験であると同時に、真実に随順して生きていくプロセスを悟りの生活としてとらえます。 |
仏教についての疑問(21) |
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