お彼岸とはなんですか
彼岸とは読んで字のごとく“向こう岸”のことです。

仏教では、苦悩や迷いの多いこの世のことを此岸(こちらの岸)と呼び、まだ見ぬあちら岸のことを「彼岸」とよんでいます。彼岸とは、苦悩のない安らぎの世界、悟りの世界のことで、そこに渡ること(到彼岸)が元来の意味です。

仏教には六波羅蜜の教えというのがあります。いましめを守り、人に施しをし、いたずらに他人と争ったりせず、我慢をし堪え忍び、心を静かに保ち、悟りの智彗を実行するというものです。

日頃は忙しくて、仏や先祖があり、今日の自分があることを忘れがちです。せめて年に2回の彼岸ぐらいは、理想とする悟りの世界へ行けるように反省を心に誓い、同時に先祖の冥福を祈りたいものです。
仏教についての疑問(23)

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